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『寒暖差疲労』に効果的な自律神経ヨガや耳のマッサージ方法を紹介

寒暖差が激しいこの季節、朝起きたときから疲れを感じ、ベットから起き上がるのがつらい日はありませんか?このように、脳の疲労が睡眠時にリセットされず、起き抜けから疲労感がある場合は、寒暖差疲労が原因かもしれません。

 

寒暖差疲労とは、1日の中で体感温度が7℃以上になると起こりやすいとされている気象病です。今回は、寒暖差疲労に効果的なヨガポーズや、マッサージ方法について紹介します。



寒暖差疲労とは?

寒暖差疲労とは、気温差が7℃以上の場合に、起こりやすい体の不調です。朝晩の寒暖差はもちろんのこと、外気と室内の温度差、前日との気温差でも生じるとされています。

症状としては

・肩こり

・腰痛などの関節痛

・頭痛

・不眠

・食欲不振・

気分の落込み(うつ)

といった症状が体に表れ、睡眠をとっても改善されないのが特徴。気温差により、自律神経が乱れてしまうことが、主な原因とされています。

寒暖差疲労に効果的なヨガとは?

●自律神経を整える「ねじりのポーズ」

 

背骨を軸にして、左右に体をねじるポーズは、自律神経の通り道である背骨を刺激し、背骨のゆがみをとるヨガのポーズです。背骨がゆがんでいると、体全体に自律神経の働きが伝わらず、指令を出している脳と体との間にミスマッチが生じ、頭痛や不眠の原因に。

 

背骨周りの筋肉をゆるめ、背骨を正しい位置にしておくために、「ねじりのポーズ」はGOOD!「ねじりのポーズ」は、背骨ケアと同時に、自律神経と密接な関係にある胃腸も刺激できるので、より効果的です。

 

▽ねじりにポーズのやり方

1.座った状態で両足をまっすぐに伸ばす

2.右膝を立てて、両手で抱える

3.立てた右膝の外側(右側)に左手を引っかけ、右手をおしりのうしろへ

4.手で床をおしながら背筋を真っすぐにのばします。

5.このまま息を吐きながら体を右側へねじっていきます。

6.反対側も同様に行う

●リンパの流れをよくする「合蹠(がっせき)のポーズ」

 

「合蹠(がっせき)のポーズ」とは、座った状態で足の裏を合わせ、上体を斜めに前屈させるポーズです。骨盤周りの筋肉が刺激されるので、内臓機能の向上が期待できます。

 

▽合蹠(がっせき)のポーズのやり方

⇒https://www.ohlab.jp/20221216-1boundangle/#1boundangle2

 

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耳のオイルマッサージ

自律神経と密接な関係を持つ耳は、耳周りの筋肉の緊張をほぐし、血行を促進させるのがポイントです。とくに冷えを感じやすい冬場は、入浴だけでは耳周りが温まらないこともあるので、ぜひマッサージを取り入れましょう。マッサージをする際は、少量のオイルをつけて行うと、保温効果が上がり冷えにくくなるのでGOOD!

 

▽耳のオイルマッサージのやり方

 

1.指先に少量のオイルをつける

2.親指と人さし指を使って、左右の耳全体をもみほぐす

3.耳の中間をつまみ、軽く横に引っ張る

4.こめかみや耳の上を指先で刺激する

 

疲労がたまりにくい体作りをしていきましょう

今回は、寒暖差疲労を感じる際に取り入れたい、ヨガのポーズやマッサージ方法について紹介しました。

 

本来私たちの体は、日々変わる気象条件や環境に適応できるように作られています。

 

ですが、空調設備により気温が一定に保たれた、快適な室内で過ごす時間が増えると、環境に適応する力が弱くなってしまいます。

その状態が続くと、少しの変化に体が過敏に反応してしまい、不調を招くことも。ですので、日常生活の中で意識して寒暖のリズムを作り、体を変化に慣らしておくことも大切です。

今回紹介したヨガのポーズは、寒暖差疲労の予防にも効果的ですので、ぜひ日常的に取り入れてみてください。