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夏バテで動きたくない!【ヨガ初心者でもOK】夏バテ解消「簡単」ヨガ

夏バテ解消には、適度な運動が効果的です。しかし、夏バテで体がだるいと、なかなか運動する気が起きませんよね。そのようなときは、自宅でヨガをするのがおすすめです。ヨガは、夏バテの原因である「自律神経の乱れ」を整えるのにぴったりのエクササイズ。初心者向けのポーズなら、誰でも簡単にできます。夏バテ解消に向けて、さっそく試してみましょう。


<目次>

夏バテ解消におすすめのヨガ

 動きたくないときは「シータリー呼吸法」

 うまく眠れないときは「チャイルドポーズ(バーラ・アーサナ)」

 精神的な疲れには「屍のポーズ(シャバアーサナ)」

来年夏バテしないために


夏バテ解消におすすめのヨガ

夏バテは、全身にさまざまな症状があらわれます。2021年におこなわれた夏バテに関するアンケート調査において、夏バテの最もつらい症状は?の問いに最も多かった回答が「身体のだるさ」です。(参考:PR TIMES コロナ禍で夏バテに変化が!?夏バテ経験者400人にアンケートを実施!https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000053585.html

体がだるく思うように動けないと、精神的に落ち込みやすくなります。今回は、体のだるさを改善したい時におすすめのヨガポーズを紹介します。だるくて運動したくないときでも取り組みやすい、ヨガ初心者向けの簡単なポーズです。

動きたくないときは「シータリー呼吸法」

夏バテが続いていると、どうしても体を動かすのが億劫に感じてしまいます。そのような時は「シータリー呼吸法」で体の調子を整えてみましょう。

 

通常、ヨガの呼吸は鼻から吸って、鼻から吐きますが、シータリー呼吸法は、口から吸って鼻から吐きます。やり方は、次の通りです。

  1. 楽な姿勢で座る。
  2. 目を閉じて、息を全て吐き出す。
  3. 舌を筒のように丸める。(舌が丸められない場合は、口をすぼめてストローを吸う感覚で行う。)
  4. 「シー」と音を立てながら、口から息をゆっくりと吸う。
  5. 肺に空気がいっぱいになったら、軽く息を止める。
  6. 舌を戻して口を閉じ、鼻から息をゆっくりと吐く。
  7. 5~10回くりかえす。

シータリー呼吸法には、体の熱をさまし、喉の渇きを和らげる効果があります。

  • 暑くて冷たいものばかり食べてしまう
  • ついジュースをがぶ飲みしてしまう
  • 冷たい麦茶を一気飲みする

こういった行動は、内臓を冷やすため、食欲不振へつながる可能性があります。シータリー呼吸法で、体の冷えを予防しましょう。

また、ゆっくり息をすることで、自律神経の安定にもつながります。夏バテの根本原因である「自律神経の乱れ」にも効果的です。

 

うまく眠れないときは「チャイルドポーズ(バーラ・アーサナ)」

疲れをとるには熟睡することが大切です。寝つきが悪い、寝た気がしないと感じている人は、チャイルドポーズを試してみましょう。

  1. 背筋を伸ばして、正座ですわる。*足の親指が重ならないようにする。
  2. おでこと両手を前方の床につける。
  3. 首・肩の力を抜き、両手を楽な位置に調整する。
  4. 背中と腰を丸め、体の重さに任せてリラックスする。
  5. 4~5回、ゆっくりと呼吸をする。

<もし、ポーズがつらいときは次の工夫をしてください。>

 

(お腹が苦しい場合)

体の下にクッションやヨガボルスターを入れる。

 

(お尻が浮いてしまう場合)

折りたたんだタオルやブランケットをお尻とふくらはぎの間に入れる。

 

チャイルドポーズは凝り固まりやすい首や肩、背中回りの筋肉をほぐすため、睡眠の質の向上や心身の疲労回復に効果的です。また、深く呼吸をするのに適したポーズであり、呼吸に意識を向けることで副交感神経が優位になります。

 

精神的な疲れには「屍のポーズ(シャバアーサナ)」

屍のポーズは、ヨガレッスンの最後におこなうポーズです。夏バテの状態で活動するのは、普段以上に疲れを感じるもの。一日の終わりに心の疲れを癒すポーズを取り入れて、頑張った自分をほめてあげましょう。

  1. 仰向けに寝る。
  2. 両足は肩幅に開く。手のひらを上に向け、体から少し離す。
  3. 全身の力を抜いてリラックスする。力が入っていると感じたら、その部分を軽くゆする。
  4. 目を閉じて、ゆっくりと呼吸をする。
  5. 呼吸に集中し、5~10分おこなう。

*屍のポーズをしている時は、呼吸に意識を向け続けると、より高い効果が期待できます。タイマーをセットして行うのがおすすめです。

 

屍のポーズは、呼吸に集中することで感情や意識を手放し、心の疲れをとることができます。また、筋肉・内臓・神経を休め、全身に血液がめぐりやすくなるため、内臓の疲れをとる効果も期待できるとか。夏バテ解消にぴったりのポーズです。

来年夏バテしないために

最も良い夏バテ対策は、夏バテにならないことです。

 

先述した夏バテに関するアンケート調査によると、7~8月に夏バテの症状を感じる人が多いようです。なかには、6月に夏バテを感じはじめる人もいます。GW期間が終わったら、本格的に夏バテ対策をスタートさせましょう。具体的な夏バテ予防策として、下記があげられます。

  • 水分とミネラルをこまめに補給する
  • 室内外の気温差を7度程度にする
  • 生活リズムを整える
  • 体の冷えに気をつける
  • タンパク質、ビタミン、ミネラルをとる
  • 適度に体を動かす
  • 休息をとる

基本的に、夏バテを予防するには、健康的な生活習慣を続けることが重要です。食事・運動・睡眠について見直し、少しずつ改善していきます。今の生活の延長に、一月後の生活があることを忘れずに。来年こそ、夏バテ知らずの体で元気に夏を乗りきりましょう。