· 

水をきちんと飲めていますか?体のための"ちょうどいい"水分習慣

 

毎日何気なく口にしている「水」。タイミングや飲む量を意識して飲めていますか?気がついたら夕方まで水を一口も飲んでいなかった!なんて経験はありませんか?

 

私たちの体は約60%が水分でできており、たった2%の水分が失われただけで集中力の低下や疲労感をもつようになります。毎日の水分補給は、美容や健康にとって非常に重要なのです。この記事ではあなたの体がよろこぶ水分習慣について、実践しやすい方法をお伝えします。



体がよろこぶ水分補給のタイミングとは?

実は「のどが渇いたら水を飲む」では遅すぎます。体が「水分不足だよ」と教えてくれた時には、すでに軽い脱水状態になっている可能性があるからです。

 

理想的なのは、のどが渇く前に少しずつ水分を摂ること。コップ1杯(約200ml)の水を、1〜2時間おきに飲むのが効果的です。一度にたくさん飲むよりも、こまめに分けて飲む方が体への吸収率もアップします。

 

とくに注意したいのは、集中している時や忙しい時です。とくにデスクワーク中は水分補給を忘れがちですが、集中力を保つためにも定期的な水分補給は欠かせません。スマートフォンのアラームを使って、1時間おきにリマインドを設定するのもよいでしょう。

 

適切な水分補給は、美容や健康に効果的です。肌の調子がよくなった・疲れにくくなった・便秘が気にならなくなったなど、体にうれしい変化を感じる人も多くいます。これは水分補給によって血液の流れがスムーズになり、栄養や酸素が体の隅々まで行き渡りやすくなるためです。

 

朝・昼・夜で変わる!時間帯別の水分摂取方法

時間によっても理想的な水分補給は異なります。

 

<朝:目覚めの1杯で体をリセット>

朝起きたら、まずはコップ1杯の水を飲みましょう。睡眠中に失った水分を補給し、内臓を優しく目覚めさせてくれます。この1杯が1日を元気にスタートさせる秘訣です。

そして、朝は常温の水がおすすめ。冷たすぎる水は胃腸に負担となる場合があります。レモンを少し絞ると香りがよく、水が苦手な人でも読みやすいでしょう。ビタミンCもプラスできて一石二鳥です。

 

<昼:活動的な時間帯はこまめな補給を>

日中は最も活動的な時間帯です。エネルギー消費とともに水分も失われやすくなるため、ランチ前後には意識的に水分を摂って午後の集中力をキープしましょう。

カフェイン入りの飲み物を飲む場合は、その分お水も追加で飲むのがポイントです。カフェインの利尿作用による水分不足を防げます。

 

<夜:リラックスタイムは温かい飲み物で>

夜は体をリラックスモードに切り替える時間です。就寝の2〜3時間前までに水分補給をすませ、寝る直前の大量摂取は避けましょう。夜中にトイレで起きてしまうと、睡眠の質が下がってしまいます。

 

夕食後は、白湯やハーブティーなど温かい飲み物がおすすめです。体を内側から温め、質のよい睡眠をサポートしてくれます。

冷たい水と常温水、どちらを飲めばいいの?

「冷たい水と常温水、どちらを飲むのがよいの?」と思う方もいるかもしれません。実はどちらにもメリットがあるため、シーンに応じて使い分けるのがポイントです。

 

冷たい水は運動後の体温調節や、夏場の熱中症予防に効果的。爽快感もあってリフレッシュできます。一方、常温水は胃腸への負担が少なく、体を冷やしすぎることがありません。一年中飲みやすいのも魅力です。

 

基本的には常温水をベースにして、運動後や暑い日のリフレッシュには冷たい水を飲むのがおすすめ。体の冷えが気になる場合は、冷たい水は時折楽しむ程度にとどめておきましょう。

あなたはどのタイプ?水分補給の個人差を知ろう

水分補給には個人差があるため、自分のライフスタイルや体調に合わせて調整することも大切です。

 

がぶ飲みタイプの方は一度にたくさん飲んでしまいがちですが、少量ずつ回数を増やすことを意識してみてください。胃腸への負担も軽減できます。

 

忘れがちタイプの方は、目に見える場所に水筒やペットボトルを置いておきましょう。視覚的なリマインダーとなり、水分補給がしやすくなります。

 

味付き派タイプの方は、お水だけだと飲みにくく感じることもありますね。レモンやミントを加えたり、ハーブティーを取り入れたりして飲みやすい工夫をしてみましょう。

 

運動好きタイプの方は、運動前後の水分補給をとくに意識してください。汗をかく前にしっかりと水分を摂っておくことが重要です。

見落としがちな食事からの水分補給

何かを飲むことだけが水分補給ではありません。野菜や果物、汁物など食事に含まれる水分も立派な水分補給です。

 

夏野菜のきゅうりやトマト、冬の大根や白菜など季節の野菜は水分が豊富です。味噌汁やスープなどの汁物も、水分と栄養を同時に摂取できる優秀な存在といえます。

 

サラダを食べる時に水分たっぷりのレタスやキャベツを選んだり、フルーツを間食に取り入れたりするのも効果的。美味しく食べて、しっかり水分補給をしましょう。

 

今日から始める「ちょうどいい」水分習慣

理想的な水分補給に、特別な道具は必要ありません。大切なのは、毎日コツコツと続けることです。朝の1杯から始めてこまめな水分補給を心がけ、食事からの水分も意識する。そして、自分のタイプに合わせて飲み方を調整していくのがポイントです。

 

私たちの体にとって、水はなくてはならない存在。毎日の習慣として意識することで、より健やかで元気な毎日を手に入れることができるでしょう。今日からあなたも"ちょうどいい"水分習慣を始めてみませんか?

 

 

⇒"水活"で夏を乗り切る!体の内側から輝くハイドレーションケア

 

⇒毎日の水分補給で変わる?心と体のコンディション管理術