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ヨガとホットヨガは何が違うの?ホットヨガの特徴とメリットを知ろう

女性に人気の「ホットヨガ」。ダイエットやリフレッシュ目的で通う人が多く、週末のレッスンは予約でいっぱいのスタジオもあります。ホットヨガは通常のヨガ(常温ヨガ)と、どのような違いがあるのでしょうか?ホットヨガの特徴やメリットについても紹介します。


<目次>

ホットヨガとヨガの違い

 ヨガを行う環境

 実施後の感覚

ホットヨガのメリット

 美肌効果

 ダイエット効果

 血行促進効果

 むくみの緩和

ホットヨガの注意点

 水分補給をする

 食後2時間は避ける

 体調不良の時は控える

 初心者は少しずつ

 不安がある場合は医師と相談

ホットヨガがおすすめの人


ホットヨガとヨガの違い

ホットヨガと常温ヨガの違いは、2つあります。それは、ヨガを行う環境と実施後の感覚です。

ヨガを行う環境

ホットヨガは高温多湿の室内で行うヨガです。室温40度前後、湿度は60~70%ほどと、かなり蒸し暑い環境でヨガポーズをとっていきます。

 

そのため、通常のヨガに比べて体が温まりやすく、大量に汗をかくのが特徴です。消費カロリーは上がり、有酸素運動の効果も高まります。また、新陳代謝が高まり、交感神経が優位になります。

 

それに対し常温ヨガは、普段の生活環境とほぼ同じ室温のなかで行うので、暑さや息苦しさといった身体感覚に惑わされず、ポーズと呼吸に集中することが可能です。そのため、副交感神経が優位になります。また、ヨガブロックやヨガボルスターといった補助具も、自由に使うことができます。

実施後の感覚

ホットヨガと常温ヨガの違いは、実施後の感覚にもあります。

  • ホットヨガの場合、汗をかいて爽快感を得る
  • 常温ヨガの場合、呼吸に集中して心を落ち着ける

簡単にいうと「リフレッシュするか・リラックスするか」です。

 

ホットヨガは、たくさん汗をかくことでデトックス効果が期待できます。そのため、心も体もすっきりした!という感覚になりやすいです。一方、常温ヨガは、深く呼吸に集中して心を落ち着けていきます。ヨガが終わった後、心が穏やかになった・整ったと感じる人が多いです。

  ホットヨガ 常温ヨガ
ヨガをする環境

・室温40度前後

・湿度60~70%のかなり蒸し暑い室内で行う

・大量の汗をかく

・普段と変わらない環境下でポーズと呼吸に集中できる

・屋外でやることも可能

実施後の感覚 リフレッシュ リラックス
自律神経  交感神経が優位になる  副交感神経が優位になる

ホットヨガのメリット

ホットヨガは、自律神経の安定やストレス解消におすすめのエクササイズですが、まだまだ多くのメリットがあります。

美肌効果

ホットヨガをおこなう室内は、湿度が高く、肌の潤いが逃げにくい環境です。そのうえ適度に水分をとるため、肌に水分が行き渡りやすくなります。また、汗とともに毛穴の奥の汚れが流れ落ちるうれしい効果も。ホットヨガで新陳代謝が良くなれば、ターンオーバーが整い、メイクのりも変わってきます。

ダイエット効果

ホットヨガで新陳代謝が活発になると、消費カロリーが増えます。また、老廃物が体外に出ていきやすくなるため、ますますエネルギーを燃焼しやすい体に。負担なく、ゆるやかに減量していきたい人におすすめです。

血行促進効果

ホットヨガを行うと、短時間で全身の血流が良くなります。高温の室内で体を動かすため、外と内から温まっていくからです。血流が滞りやすい毛細血管にも、しっかりと血液が流れるようになります。そのため、慢性的な手足の冷えに悩んでいる人や、いつもお腹が冷たい人におすすめです。

むくみの緩和

ホットヨガで体のめぐりが良くなると、むくみがとれやすくなります。ホットヨガのあと、足がすっきりしたと感じる人も多いです。普段気づかないお腹周りのむくみがとれて、くびれが出てくる人もいます。

ホットヨガの注意点

ホットヨガは高温多湿の室内で行います。体調不良にならないよう、下記の点に気をつけて行ってください。

水分補給をする

熱中症・脱水症状を予防するため、しっかりと水分補給をしましょう。1時間のレッスンで、水1リットルが必要といわれています。インストラクターから水分をとるように声かけがあった時は、指示に従ってください。もし、頭痛・吐き気・めまい・激しい動悸などを感じたら、ホットヨガを中止し、涼しい環境で休みましょう

食後2時間は避ける

食後は副交感神経が優位になります。一方、ホットヨガは大量に汗をかくため、交感神経が優位になります。そのため、食後すぐにホットヨガを行うと、自律神経が混乱状態に。体調を崩す可能性があるため、食後2時間は避けるようにします。

体調不良の時は控える

体調不良の時は、ホットヨガをひかえましょう。ホットヨガは体に負荷がかかります。寝不足や疲れがたまっている時も、無理せず体を休めてください。

初心者は少しずつ

ホットヨガ初心者は、週に2~3日、1日1レッスンにします。ホットヨガを急にやりすぎると、自律神経が乱れる可能性があるからです。少しずつ体を慣らしていきましょう。

不安がある場合は医師と相談

体調に不安がある場合は、医師に確認してからホットヨガを行ってください。

  • 高血圧
  • 腎臓に疾患がある
  • 皮膚の疾患がある

こういった人は、とくに注意が必要です。

ホットヨガがおすすめの人

ホットヨガと常温ヨガの違いは、ヨガを行う環境と実施後の感覚にあります。ホットヨガは高温多湿の室内で行うため、大量の汗をかき、強い爽快感を得られるのが特徴です。

  • 美肌になりたい
  • 冷え性に悩んでいる
  • デトックス効果が欲しい
  • 汗をかいてすっきりしたい
  • 自律神経を整えたい

このような人は、ホットヨガがおすすめです。ただし、体調の悪い時は絶対に無理をしないでください。一方、心の安定やリラックスを求めている人は、常温ヨガがよいでしょう。蒸し暑さに気を取られることなく、ポーズと呼吸に集中できます。

 

それぞれの特徴を理解し、自分の好きな方を選んでくださいね。